YPAMの幕開け「ブラレヤン・ダンスカンパニー」LUNA
横浜国際舞台芸術ミーティング YPAM2022
横浜国際舞台芸術ミーティング YPAM2022が12月1日にスタートしました。その皮切りが、台湾原住民パイワン族出身の振付家ブラレヤン・パガラファ率いる「ブラレヤン・ダンスカンパニー」LUNAのステージでした。
伝統的な歌唱と現代的なダンスが見事に融合した、エネルギッシュでパワフルなステージでした。

ブヌン族の歌、LUNA
ブラレヤン・パガラファはパイワン族ですが、今回の公演LUNAは、ブヌン族の歌がベースになっています。LUNAとは、ブヌン族の村「羅娜 Luluna」から来ており、また、月を表すイタリア語でもあります。そして、中国語表記の「路吶 LUNA」の「路」は「道」、「道路」、「吶」は「叫ぶ」という意味ですが、「報告する」「表現する」といった意味合いがあります。
青年と狩人の対話
ブヌン語の歌から始まり、エネルギッシュなダンスが披露された後、ある青年と、若い狩人の会話の場面になりました。会話は中国語が使われています。現代の台湾原住民青年たちの等身大の会話、という感じでした。
会話は、
「僕は狩りをしたことがない。肉はスーパーで買えるのに、なぜ狩りをするんだ?」
「自分で狩りをした肉じゃなきゃおいしくないんだ。そしてこれは伝統文化なんだよ。」
「台湾原住民との交流会」の役員で、パイワン族の村で狩猟を学んだ方のお話を聞いたことがありますが、原住民族にとって「狩猟」とは、ただ食物を得るための手段ではなく、正に「文化」そのものであるんだなあ、と、今回の公演を見て改めて感じました。
会場は横浜中華街のすぐそば
会場のKAAT神奈川芸術劇場は、横浜中華街のすぐそばでした。台湾関係のイベントをこんなロケーションで鑑賞できたのも良い経験でしたね。


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