アミ族の工房で、木の皮から帽子を作ろう!

文化

東台湾、台東都蘭で樹皮から帽子を作ってみませんか?レアな旅行体験をしたい方におすすめです!

樹皮の衣装を着たアミ族アーティストPutad Pihay

第33回GMA金曲賞(第33屆金曲獎)は、2022年7月2日に開催されました。

金曲賞ゴールデン・メロディー・アワーズとは、台湾のグラミー賞とも呼ばれる栄誉あるアワードで、その授賞式のステージも毎年豪華で見ごたえたっぷりな演出がされています。原住民アーティストも毎年多く参加しています。

さて、その金曲賞のレッドカーペットもまた、輝くスターたちのオーラと共にきらびやかな衣装が目を引きます。

そんな中で、ひときわ印象深い衣装を着たアミ族のアーティストがいました。

Putad Pihayさんです。

Pinagsanga Small Island Big Song 小島大歌 ft.Putad

photo credit

私はこのレッドカーペットの映像を見た瞬間に、「あ、あの工房で作られたドレスと帽子だな!」とすぐピーンと来ました。実は私も数年前にその工房で帽子作りをしたことがあったんですよね。

Putad Pihayさんのフェイスブックに、レッドカーペットの衣装に関する動画がアップされています▶️

動画にも説明が添えられていますが、このドレスと衣装は、伝統的なアミ族の工房で作成された、木の皮から作られたものです。一度は廃れてしまった伝統工芸を考察し、再現しています。

台東都蘭アミ族の、樹皮から帽子を作れる工房

台東都蘭というところに伝統的なアミ族の工芸品を手作り体験できる工房があります。

巴奈達力功坊 (Panai faki’s Amis Barkcloth culture studio)

この工房は台東からバスで1時間ほどの都蘭という村にあります。都蘭はサーファーに人気のある場所で、またアミ族のシンガーソングライターSuming舒米恩の故郷としても有名です。

私がその工房を訪ねたのは2018年1月末のこと。台東在住の友人と一緒に伺いました。

私が作った帽子。時間がなかったので、重要な部分は工房のご主人にお任せしてしまったのですが。
まず梶の丸太をトントン叩いて、皮が剥がれるようにします。
皮が剥がれたらハサミで切って形を整え、更に叩いていきます。
丸太2枚分の皮を縫い合わせます。
水道の水で洗って木屑などを取り除きます。
一晩置いて乾燥させ、その後帽子へと生成します。
完成した帽子を被って見ました。
こんな風にお花を飾っても素敵ですね。
色々な形に作ることが出来るんですね。
バッグも作れますよ。
衣服も作れます。
Putad Pihayさんが着ていたのは、向かって右のタイプのドレスですね。これは漂泊しています。左は茶色に染めたもの。
見学料:50台湾ドル、解説付き見学料:100台湾ドル。DIY参加料は15人以下ならひとり250台湾ドル、30人以下はひとり200台湾ドル、30人以上でひとり100台湾ドルとなっています。(2018年1月)最新情報は直接工房にお尋ねくださいね▶️(中国語、英語)

この台東都蘭の工房を訪ねて、とても貴重な経験が出来ました。皆様も、コロナが収束して台湾旅行に行けるようになったら、ぜひ訪ねて見て下さいね。

都蘭へのアクセス

都蘭へは台東火車駅からも、台東市街からも行くことができます。鉄道は通っておらず、バスでの移動となります。日本語で書かれている詳しいサイトがありましたのでリンクを貼っておきますね。

台東・都蘭、東河、成功への行き方。

台湾原住民アミ族とは

アミ(阿美族)、またの名をパンツァハ、パンツァは、台湾原住民のなかで一番多い16万9千人強の人口で、台湾原住民の総人口35%以上 を占めている。居住地域は台湾の東部一帯で、花蓮県と台東県、台東市ではもっとも多い原住民族人口を占める。主に平地に居住し、中央山脈と海岸山脈(東岸山脈)の間にある細長い渓谷地域(花東縦谷)、その両端の花蓮市や台東市周辺の平野部、太平洋沿い、台湾南端の恒春半島に住んでいる。台北市や高雄市などにも「大都市の原住民」として、生活を営んでいる。

 伝統的なアミ社会は母系社会で、陶器やかご編みの技術にすぐれていた。集落は他の原住民族に比較して大きく500人から1000人規模が一般的である。男性は13歳前後で年齢階梯組織に属し、2歳から5歳程度の幅で同じ組となった青年が集会所で寝食をともにして訓練を受けた。そののちに結婚した女性の家に婿入りして生活していた。現在は、徐々に嫁入り婚に変化しているが、年齢階梯組織そのものはさまざまな場面で機能している。さまざまな祭りが営まれるが、豊年祭が7月に南部から始まり9月すぎに北部で終わる。時期が来ると花蓮県政府、台東県政府などのホームページにスケジュールが掲載されるので、訪ねてみるとよい。

文責:山本芳美

台湾原住民族との交流会サイトより引用

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