パイワン族×日本人ハーフのお医者さん、ラパイさんトーク

文化

「台湾原住民との交流会」例会

2022年7月23日(土)、「台湾原住民との交流会」▶️の例会が開かれました。私は会場の明治学院大学白金キャンパスまで出向きましたが、ZOOMで参加された方が圧倒的に多かったです。

日台ハーフ(日本人父×台湾原住民パイワン族母)のお医者さん

今回例会が開かれることになったのは、今年6月に国立陽明交通大学医学部を卒業された米田太華志さん(パイワン名はラパイ・ルピリヤン Lapai Lupiliyan)が帰国中だったからです。興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。

ラパイさんのお父さまは日本人、お母さまは台湾原住民のパイワン族。アメリカ留学の経験もありますが、基本的には高校卒業まで日本で育ち、その後台湾へ留学されたという経歴の方です。

台湾原住民の原住民語理解力

そんなラパイさんですが、日本語、中国語、英語はもとより、原住民語が堪能なのです。台湾留学中に習得されたそうで、今やお母さまの華絵さん(「在日台湾原住民連合会」▶️会長)より原住民語が出来るようです。トークの中で、パイワン族のアーティスト、阿爆やMATZKAの話題が出たのでお聞きしてみました。最近のパイワン族のアーティストではパイワン族語で歌う人が増えているのですが、実際のところ、どれくらいの人が理解できているのか気になっていたんですよね。ラパイさんのお話によると、パイワン族語の中でも方言があったりもするのですが、しっかり学んでいれば多少の語彙の違いがあっても(中国語字幕なしに)理解できるのだそうです。

原住民族の健康問題

お話の中で興味深かったのは、原住民族の健康問題です。原住民は漢民族より平均寿命が短いのだそうです。肝機能障害や依存症なども漢民族と比べて非常に高く、原因は習慣によるもの以外にも、原住民の村には医療機関が少ないことなどが上げられるようです。原住民を見る医者が少ない、というのは「物理的な距離」のほかに「心理的な距離」の問題もあります。患者は、同じ人種、文化の医師に見られることを望んでいるからで、異人種間での信頼関係を築くのが難しいというのが理由でもあります。ラパイさんたち原住民医師の今の制度への挑戦としては、「原住民族主体の健康医療制度を作る」(原住民族健康法)があります。具体的には「山地・離島健康問題に関する地方評議会の設置」「原住民族の健康に関するデータベースの設置」「文化適応性(Cultural competency)のある医療従事者の育成のため、文化認証制度を設ける」「国際的な原住民族健康討論への参入促進」が上げられます。

大学をご卒業されたばかりのラパイさんですが、これから医師として台湾で、日本で、そして国際的に進んでいかれるのでしょうね。これからのご活躍を応援しております。

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